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予め内容やテーマを決めて行わない「実践を省察するラウンドテーブル型日本語教師研修」。参加者からは、「このような機会がこれまでなかった。ここでは形にできないことを形にしている」「さまざまな経験や価値観を感じ、熱気に満ちていた」など、高い評価をうけている。その開催の背景、その理論及び、実践例を紹介する。
■まえがきより
本書では、「実践を省察するラウンドテーブル型日本語教師研修」によって、どのようなことが可能になるのかについて提案したいと考えています。これまで本研修に参加したことがない方に本研修のイメージを持っていただくだけでなく、すでに本研修に参加してくださった方にも研修で体験したことは何だったのかなどについて考えられる機会にできれば幸いです。本研修で目指しているのは、具体的には以下のとおりです。
(1) 実践を協働で丁寧に語り、聴くことによって実践から省察する力を培っていくこと。
(2) 参加した教師たちが互いに互いの学びを支え合うことによってできあがる人間関係を育むこと。
(3) 国内の様々なコミュニティ(大学・送り出し機関・日本語学校・EPAによる看護師など・年少者・NPO・ボランティア・ビジネスなど)や海外の日本語教育コミュニティとつながっていくこと。(中略)
本書では、当該研修の考え方を支える理論を紹介したうえで、これまで行ってきた本研修の具体的な実践例を書きました。本書を通して読者のみなさまの実践からの学びを下から支え、多くの日本語教育関係者を励まし、拠り所となれば幸いです。
■執筆者紹介
池田広子(目白大学外国語学部日本語・日本語教育学科教授)
宇津木奈美子(帝京大学帝京スタディアブロードセンター准教授)
尹 松(華東師範大学外国語学院日本学科准教授)
佐野香織(長崎国際大学人間社会学部国際観光学科准教授)
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