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いま、1960年代の高度経済成長期に固まった、[高卒・大卒→正社員→結婚→定年退職→年金生活]、といった、制度や組織に頼った生き方を「標準」とした生き方が明らかに崩れてきています。
本書では、この「転換期」に求められる、単なる「学校選択指導」ではない新たな進路指導を「第2の進路指導」として論じていきます。
第1章では、「第2の進路指導」とはどういったものなのか、またそれが必要になってきた社会的背景について述べます。
著者は、「第2の進路指導」の中身は「自由と権利の指導」であると定義づけ、「自由」とは国の経済政策や、多数派の生き方に同調をせまる「圧」からの自由であり、「権利」とは個人として「幸せになる権利」であると述べます。
第2章では、①要求を実現させる権利の教育、②情勢分析力と見通しの力(メディア・リテラシー)、③自治の指導、の3つのテーマを主軸にして、「第2の進路指導」をどう指導・実践していくのかを具体的な実践例を示しながら構想します。
第3章では、教職経験者15人に取材をして、それぞれのキャリアストーリーとセカンドキャリアについて具体的に紹介します。
解説の最後で松田氏は本書を以下のように評しています。
「だからこそ、塩崎さんは、大人としてそのような社会をつくりだした責任を感じ、本書を通じて、自分の人生は自分の好きなように生きていいのだと、子どもたちに響くようなやり方で呼びかける方法を手を変え、品を変え、提示しようとする。「第2の進路指導」とは、まさに自由と権利にもとづく人生をつくろうという、子どもたちへの呼びかけなのである」
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