中世神祇講式の文化史

中世神祇講式の文化史

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出版社
法蔵館
著者名
星優也
価格
6,600円(本体6,000円+税)
発行年月
2023年2月
判型
A5
ISBN
9784831862747

中世の仏教儀礼書であった神祇講式は、いかに地域に伝播し独自に読み解かれ、在地の宗教文化を創り出したのか。
神仏信仰は、中世から近世にかけてどう連続し、どう展開したのか。
日本各地に散在する修験系祭祀において、神祇講式は用いられている。
奥三河の花祭をはじめとする各地の祭礼踏査と文献資料の解読をもとに、中世神仏信仰と修験、神楽との関係を問い直す注目の書。

[目次より]
序 章 研究史の整理と本書の目的

第一部 『神祇講式』の儀礼世界

第一章 神冥論
──『神祇講式』「廻向発願」段をめぐって──
第二章 諸社瑞籬は則ち厳浄仏土なり
──『神祇講式』の社壇浄土説──
第三章 大日印文・第六天魔王神話

第二部 『神祇講式』の流布と展開

第四章 解脱上人・神冥・太子伝
第五章 熱田神と魔界廻向
──真福寺蔵『熱田講式』をめぐって──
第六章 津軽岩木山縁起の生成
──安倍仲満撰『十坊縁起』を読む──

第三部 『神祇講式』と神楽・祭文

第七章 講式から祭文へ
──『神祇講秘式』論──
第八章 三輪流神道の神楽
──『神祇講式』と『神楽大事』を中心に──
第九章 『神祇講式』と神楽・祭文
──奥三河と南九州──
終 章 本書の成果と課題
初出一覧
あとがき

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