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【国際戦略経営研究学会学会賞(著書部門)受賞】
従来、同質性を前提としていた日本企業では、「組織に適応した従順な従業員」が求められ、組織と従業員が同じ方向を向いていること、すなわち個人と組織が適合していることが良しとされてきた。しかし、グローバル化や少子高齢化、デジタル技術の急速な進歩といった外部環境の変化が組織にも多様性と不確実性をもたらすことになった現在、むしろ違いを活かし、出る杭を伸ばして市場や技術の変化に対応していくことが求められるようになってきている。
本書は、従業員の不適合の認知、それがもたらす行動と結果、そしてそれらの時間経過に伴う変化を、外部環境(顧客市場)への適応の文脈においてインタビューから読み解き、どのような不適合が組織に望ましい結果をもたらすのかを探求していく。その際に従来の研究とは異なり、外部環境として顧客市場への適応の論点を加えて組織をオープン・システムとして位置づけると共に時間経過に伴う変化も追い、適合の認知を動態的(ダイナミック)に捉えている点に特徴がある。そして、不適合がもたらすダイナミクスによって、組織が活性化され変革や成長につながる、ということを示す。
不適合があるからこそ生まれてくる力の可能性に着目した本書。大きく変動する環境に直面し、いま、変革しなければという危機感を持つ日本の組織に必要なマネジメントへの示唆に富む。
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