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木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験をもとに、立憲国家誕生のドラマを描く。角川財団学芸賞、大佛次郎論壇賞受賞作の完全版。
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日本人は、西洋から何をいかに学んで明治立憲体制をつくったのだろうか。憲法制定のルーツを明治初めの岩倉使節団にまで遡り、不平等条約改正に向けた諸国調査を原点としていた明治国家形成の動きが、やがて「徹頭徹尾日本的」な立憲君主制への道に転じていく過程を、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文、山県有朋らの西洋体験を通して描き出していく。日本型立憲国家誕生のドラマとしてのみならず、西洋文明受容をめぐる思想史としても高く評価された角川財団学芸賞・大佛次郎論壇賞ダブル受賞作に、大久保利通論、伊藤博文論を増補した待望の完全版。
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日本独自の立憲制は
こうしてつくられた
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【目次】
序 章 西洋体験としての明治憲法成立史
第一章 岩倉使節団の憲法体験――万国公法から憲法へ
第二章 伊藤博文の滞欧憲法調査――憲法から国制へ
第三章 山県有朋の欧米巡遊――もうひとつの「憲法」調査
終 章 外から見た明治憲法
補章1 大久保利通と立憲君主制への道
補章2 日本憲法史における伊藤博文の遺産
あとがき
文庫版あとがき
人名索引
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