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二度と戻れないと思っていた生まれ故郷ロゼウェルへの里帰りを兼ねたバカンス。
帰ったばかりのエリザベスはカイルとともに両親から社交関係をほぼ丸投げされ、バカンスとは程遠い忙しい日々を過ごす羽目になり、感傷に浸るひまもないほど。
そんなある日、親族の中で一番口うるさい叔母テレーズ・ワルド子爵夫人がローズベル家を訪れてきた。両親やカイルの居ない場を狙うようにしてはエリザベスに叱責や嫌味を浴びせかける叔母。そのやり取りの中、叔母が侯爵家との婚姻の橋渡し役だったことを知る。絶望で塗りつぶされたような前の人生が始まるきっかけを作ったのが叔母だと知り、動揺するエリザベス。叔母はローズベル家の社交の発言権を強めるためになのか、王都の商人の詐欺行為に関与していて――。
どん底の絶望から幸福の絶頂まで目まぐるしく変わるエリザベスのやり直し人生、第二弾!
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