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微生物は生き残りをかけてさまざまな進化をし,一部の病原微生物はヒトを住処とする生存策をえらびました.一方,われわれヒトは抗菌薬や免疫力で住処にされないよう対策してきました.そのため,感染症から身を守るには,微生物の生存策に目を向けることが重要になります.また,世界中で新型コロナウイルスやサル痘といった新しい感染症も広がりを見せています.改訂3版では昨今の状況を踏まえ,微生物の生存戦略とヒトの防衛戦略を学べる微生物・感染症の入門書としてお勧めの一冊となっています.
[本書のポイント]
・1テーマを見開き(2頁)で完結.左ページは要点の箇条書き,右ページはフルカラーのイラストで構成しました
・膨大な微生物学や感染症の知識のなかから,これだけはおさえておきたい入門レベルの情報をコンパクトにまとめました
・第1~6章は微生物視点の生存戦略,第7章はヒト視点の防衛策や微生物と共存していく未来について解説しました
・Columnでは本文の内容をより深めるための知識を紹介しました
目次
第1章 隣人,相利共生,しかしときには敵対関係
微生物とはこのような生き物たち/微生物だってこの地球上で生き延びたい!/微生物と人体防衛軍と戦い など
第2章 細菌の性質と生きるための戦略
子孫の増やしかた/生きていくためのエネルギーは自らつくりだす/大勢で身を寄せ合って生き延びろ! など
第3章 ウイルスの性質と生きるための戦略
人間の細胞をちゃっかりと乗っ取る/隠れておいて登場の機会をうかがう/世界を震撼させたウイルスたち など
第4章 真菌の性質と生きるための戦略
健康な人にもお邪魔します/カビが人間の抵抗力に勝つとき など
第5章 原虫の性質と生きるための戦略
TPOに応じて姿・形を変えていく/口から飲み込まれて腸で増える原虫たち など
第6章 プリオンのなぞ
ブリオン病とはこんな病気 など
第7章 感染症からヒトを守る戦略と微生物の利用
感染症の実情を知って備える/微生物と戦う/未来に向かって など
column
抗体(免疫グロブリン)の5つの種類/人体防衛軍の暴走/グラム染色は「迅速診断」の優れたツール/肉眼で見えるので「微生物」ではありませんが……/口から飲み込まれて「ひと暴れ」する原虫たち/WHOの緊急事態宣言 など
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