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本書は『正法眼蔵』に関するテクスト研究であり、思弁的・哲学的な研究を目指したものではない。ただし、研究の結果として次のような結論が得られた。(1)道元は「仏経」巻で「この世界はひとつの巨大な経典であり、われわれがその中の登場人物として経験している『現実』は実は一種の仮想現実である」という思想を提示した。(2)しかしこの場合、「われわれはいかにして仮想現実を突き抜けて『経』(根源的真理)にアプローチできるか」という問題が生ずる。道元が「無情説法」巻で試みたのは、この問題に答えを与えることであった。
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