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人種・性別・貧困・障害…。多様化・多層化する、現代教育現場における課題。
さまざまな背景をもつ子どもへの理解が求められるなか、社会正義を志向する教師とはどのように養成されるのか。
多文化社会アメリカの事例からその方法をさぐる。
社会が自明と考える「正義」からこぼれ落ちる子どもたちを理解するため、
「省察」によって自身のなかの「正義」を刷新していく。
いま、アメリカでは大学や自治体、NPOなどと公立学校が連携し、
このようなマインドの教師を育てるプログラムが多数存在する。
本書ではボストン・シアトル・デンバーのプログラムについて、
学区内の人種構成、提携する組織、カリキュラム、財源、新人教員への支援などの側面から分析。
その「ガバナンス」の違いによる地域ごとの成果と課題を明らかにした上で、
連邦政策との関係も考察した。
一方で日本において、「省察」する力を育てる教師教育の実践はなぜ表層的なのか。その歴史的考察と、
このような教師教育を本格的に行うために日本の教育現場に必要なことは何なのかを、補章において論じた。
日本においても進む社会の多様化に、教師はどのように対応していくべきか。
これからの世代が生きる多文化社会の未来をうらなう一書。
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