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松下電子工業に勤めながら、「世の中の役に立つものを作ってこそ、真の研究だと言える」という強い信念をもって研究の道を歩み、夢を信じて挑戦し続けた技術者・加納剛太。本書は、その栄光と苦難の研究者人生を、日本のエレクトロニクス産業の興亡の歴史の中でたどった作品である。進むべき道を模索した駆け出しの研究者時代、苦汁をなめたプラズマディスプレイ事業、デジタル環境を変革する可能性を秘めたCeRAMメモリの開発支援、定年退職後の教育分野で活躍など、幾多の挫折経てもなお情熱の炎を燃やし続ける技術者魂がここにある。
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