本書は,SDGsの登場により広く社会にその価値が共有されつつある「誰ひとり置き去りにしない」「持続可能で包容的な社会」の実現に向けた道筋を見据えつつ,それを支える社会教育・生涯学習のありようを多角的に論じることをめざしています。社会教育・生涯学習を学び考えるすべての人に,基礎的かつ包括的な知識と,持続可能性へ向けた人と社会の変容・変革を導く学習・教育について考える機会を提供する入門書として,一人ひとりが人生を切り拓き社会づくりに参画する過程を支える生涯学習,そのための社会教育とはどうあるべきか,全10章の論考から全体像を提示しています。
[編著者]
二ノ宮リム さち 東海大学スチューデントアチーブメントセンター准教授 [序章]
同大学院人間環境学研究科兼任講師/環境サステナビリティ研究所所員。東京都昭島市社会教育委員。1990年代後半より国内外のNPO・行政・大学などで持続可能な開発のための教育(ESD)を推進。主な著書・訳書:『社会教育・生涯学習論』共著(学文社,2018),『民主主義を創り出す』共訳(東海大学出版会,2020),『知る・わかる・伝えるSDGs II』編著(学文社,2021)ほか。
朝岡 幸彦 東京農工大学農学部教授 [第2・3章・終章]
博士(教育学)。共生社会システム学会会長。日本環境教育学会会長・日本社会教育学会常任理事/事務局長などを歴任。主著:『社会教育・生涯学習論』編著(学文社,2018),『こども環境学』監修(新星出版社,2021),『「学び」をとめない自治体の教育行政』編著(自治体研究社,2021),『知る・わかる・伝えるSDGs Ⅳ』編著(学文社,2022)ほか。
[著者]
鈴木 敏正 北海道大学教育学部名誉教授 [第1章]
石山 雄貴 鳥取大学地域学部准教授 [第4章]
田開 寛太郎 松本大学総合経営学部講師 [第5章]
伊東 静一 東京学芸大学非常勤講師 [第6章]
中沢 孝之 白河市立図書館館長 [第7章]
林 浩二 千葉県立中央博物館上席研究員 [第8章]
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