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日本国家の治安維持を担う、密やかで特殊な警察
「非公然のスパイ組織」「国家の諜報機関」
「陰謀結社」「特高の末裔」……
一般社会が「公安警察」に求めているリアルは、
エンターテインメントとして割り切っている方も多いが、
事実とはなはだ乖離した現代の神話、あるいは怪談話である――。
かつて中の人として、約20年警察官僚を勤め上げた著者はこう述べる。
盗聴、潜入、証拠のでっちあげ、ハニートラップなど、国家的治安維持のためなら何でもアリ!
このようにとらえられる彼らの素顔は、明解な法令と厳重な秘密の内側にあった。
生態、内情、真の目的とは?
元警察官僚の本格ミステリ作家がその実像を浮き彫りにする。
世の暴露本には記されてこなかったファクトのすべて。
●目次
まえがき――公安警察と私
第1章 「公安」概論
「公安」とは何か?/状態としての「公安」の大きな特徴/組織としての「公安」
第2章 公安警察のリアリティライン
公安警察の規模と予算/公安警察の目的と性格
公安警察官という生き方/「いわゆる」協力者工作/……
第3章 公安警察の組織
警備警察=公安警察/警察庁警備局の複雑さ
どのセクションが〈公安警察〉かを知るには/国の公安警察と都道府県の公安警察/……
第4章 とある公安警察官像のリアリティライン
日本一有名な公安警察官/その職位・階級・身上――超エリートか?
警察庁警察官と警視庁警察官の組み合わせ?/「潜入捜査」「盗聴」「協力者運営」の実態
「ゼロ」、その真実/現実の警察官にとってR・Fさんとは/……
第5章 公安警察の機能と実務
公安警察の機能総論――思想と行為/「思想を取り締まらない」という縛り
要はカルト対策/公安警察と組織犯罪対策部門/警察予算の特殊性
第6章 とある公安事件のリアリティライン
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