わたしと『花椿』

わたしと『花椿』

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出版社
DU BOOKS
著者名
林央子
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2023年3月
判型
A5
ISBN
9784866471068

Web花椿の好評連載「90s in Hanatsubaki」に大幅加筆した、待望の書籍化。



林央子は、根っこから育てる庭師であり、世界の作り手たちのアーキビストだ。

――マイク・ミルズ(映画監督)



ファッションやカルチャー、そして美意識などの価値観が大きく変わった90年代に、

カルチャー発信の現場で何が起こったのかを、

「花椿」の編集を通じて、時代と向き合ってきた著者が語る。



企業文化PR誌の先駆け、資生堂『花椿』の編集部を語った、はじめての本。



1988年資生堂に入社以来、2001年に退社するまで、『花椿』編集室に所属した林央子が、当時の名物編集長・平山景子氏やアートディレクターの仲條正義氏から編集のいろはを学んでいく過程や、国内外のクリエイターと交遊を深めた舞台裏と、そこから現代に通じるアートやファッションの紹介者として世界をリードするまでを綴る。



わかりやすさが要求される世界に対抗し、複雑さをとどめたまま、

情報を伝えていくことができるのは「雑誌」だった。

世界でも類を見ない企業文化誌に所属した著者が語る、新しい意識を伝えるための「編集」。

『花椿』は、いつの時代も女性の声というものを重視していた媒体だった。





プロローグ 日本の女性のための雑誌をつくる

1 自由への編集――『Purple』編集長エレン・フライスとの出会い

2 エレン・フライスとつくったシティ・ガイド

3 誌面づくりの背後で交わされた対話

4 あたらしい価値観――『CUTiE』が台頭した90年代

5 ヒロミックスと重ねた『花椿』の誌面づくり

6「リアル」が問われた時代にあらわれた、ジャパニーズ・ビューティー

7 都築響一さんの編集姿勢―― 誰も伝えないなら、自分が伝える場をつくろう

8 アルフレッドさんのスパイシーなニッポン談義

9 ガーリーカルチャーからスーザン・チャンチオロに出会う

10 自分が本当にやりたかった企画―― アメリカの若者文化をとりあげる

11 マイク・ミルズとその周囲に見つけたアートシーン

12 人への興味から企画が生まれる

13『拡張するファッション』の刊行、展覧会のキュレーション、そして、美術史を学ぶ―― ロンドン留学ノート

14 編集者から研究者へ―― ロンドン留学の意外なところで『花椿』と出会う

15 マーク・ボスウィックとワークショップ――

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