マルクスに凭れて六十年

マルクスに凭れて六十年

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出版社
航思社
著者名
岡崎次郎 , 市田良彦
価格
3,960円(本体3,600円+税)
発行年月
2023年2月
判型
四六判
ISBN
9784906738472

老マルクス研究者の遺言



「日本中で唯一人マルクス主義に殉じた」(呉智英)、

「老人の美しい死」(朝倉喬司)

――自裁をほのめかして結語する本書の出版と、

その翌年、79歳の著者が、車椅子の86歳の妻と連れだって

自ら行方を絶ったことを受けて後年、

2人の評論家はこのように評した。

しかし、本書を一読すれば、悲劇的なニュアンスは皆無といっていい。

描かれるのは、人民戦線事件、満鉄調査部、

『資本論』出版の舞台裏(いわゆる「暴露」)といった

戦前・戦中・戦後にわたるマルクス研究のあり方や左派系の出版状況など。

「プロレタリアート独裁と暴力革命とに死ぬまで固執」しながら生きた

自らの人生を、ペーソスとユーモアに溢れる文体で、飄々と振り返る。

1983年の青土社版に、単行本未収録原稿を追補。

旧版から40年、待望の復刊。

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