学校生活に悩む主人公を助けてくれた彼との卒業式を描く(『君のいない教室』蒼山皆水)、もし相手の考えが読めたら…と考える卒業式前の主人公たち(『透明な頭蓋骨』雨)、誰とも関わりたくない主人公が屋上で災いのような彼と出会い変わっていく姿を描く(『君との四季』稲井田そう)、卒業式の日に恋人を亡くした歌手を目指す主人公(『へたっぴなビブラート』加賀美真也)、人の目が気になり遠くの学校に通う主人公が変わっていく姿を描く(『わたしの特等席』宇山佳佑)。卒業式という節目に葛藤しながらも前を向く姿に涙する一冊。
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