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1500種類以上の新種を発表し、40万点以上の植物標本を採取した「日本植物学の父」牧野富太郎。高知の富裕な商家に生まれて、当初は家業を継ぐつもりだったが、おさまらない植物研究への情熱は、彼を、東京での学究生活、日本各地での植物採集へと駆り立てた。「雑草という草はない」と植物の多様性をたたえ、妻や子、そして幾万の草花と、自分の「好き」を貫き通した、愛に彩られた“天真らんまん”な人生の軌跡をたどる。
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