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豊臣秀吉の甥として生まれ、戦国の乱世の中で数奇な運命をたどった木下長嘯子。秀吉存命中は若狭小浜城主・聚楽第の歌人として活躍し、関ヶ原の乱以後は徳川家康に疎まれて隠者として生きた彼の家集『挙白集』の和文部、巻六から巻十の初の本格的注解である。
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