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【第44回すばる文学賞受賞作】
【第164回芥川賞候補作】
1993年9月2日未明、11歳のせれなは恋に落ちた。
テレビ番組で偶然見かけた伝説のロックスター・リアンに。
母に捨てられ、父から性虐待を受けるせれなにとって、その愛しい人は唯一の生きる理由となった。
彼女は苦しみのたび、リアンとの妄想世界にトランスする。
甘美な夢と凄惨な現実。
その境界線は次第に曖昧になって――。
過酷な現実を生きる少女による自らの救済。
圧巻のデビュー作。
【川上未映子氏、絶賛!】
とんでもない才能。
サバイブの果てに辿り着く、こんなに悲しく美しいラストシーンをわたしは他に知らない。
深く、胸を打たれた。
この小説が見せてくれたもの、ずっとわたしの宝物です。
【著者略歴】
木崎みつ子(きざき・みつこ)
1990年大阪府生まれ。
2020年『コンジュジ』で第44回すばる文学賞を受賞しデビュー。
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