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【推薦!】
蓮實重彥 氏(映画評論家)
「ネオレアリズモ」をいかに相対化するか。
古賀太は、イタリア映画を語る者に求められるこの最低限の資質を、ディーヴァ映画の優雅さや、デ・シーカ主演のカメリーニの秀逸なコメディを語ることで、軽々と超えて見せた。
【豊かな映画文化はなぜ生まれたのか?】
『無防備都市』『自転車泥棒』『道』『8 1/2』『情事』『山猫』『荒野の用心棒』『木靴の樹』『ニュー・シネマ・パラダイス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『君の名前で僕を呼んで』……
数々の名作を生み、日本でも絶大な人気を誇るイタリア映画。
アメリカやフランスに比べて、その文化の全容が語られる機会は少ないものの、世界の映画史に大きな影響を与えてきた。
本書ではイタリア映画の歴史を、19世紀から現代までの120年を、約800の作品とともに通覧。
「イタリア映画祭」を立ち上げた著者がその豊かな文化的土壌と、映画の本質を明らかにする。
目次:
序 章 イタリアが映画大国であるわけ
第一章 百花繚乱のサイレント時代
第二章 イタリア映画の隆盛を準備したファシズム期
第三章 ネオレアリズモの登場
第四章 変容するネオレアリズモ
第五章 若手監督たちの登場
第六章 鉛の時代
第七章 イタリア映画の黄昏
第八章 二一世紀のイタリア映画
【著者略歴】
古賀太(こが ふとし)
日本大学藝術学部映画学科教授。
専門は映画史、映画ビジネス。
1961年生まれ。
国際交流基金勤務後、朝日新聞社の文化事業部企画委員や文化部記者を経て、2009年より現職。
著書に『美術展の不都合な真実』、訳書に『魔術師メリエス』など。
現在も続く「イタリア映画祭」を2001年に立ち上げ、同年に「イタリア映画大回顧」、2004年には「ヴィスコンティ映画祭」を企画。
「イタリア連帯の星」勲章騎士章を受章。
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