近世後期江戸小説論攷

近世後期江戸小説論攷

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出版社
勉誠社
著者名
山本和明(国文学)
価格
11,000円(本体10,000円+税)
発行年月
2023年2月
判型
A5
ISBN
9784585390220

近世後期、版本・写本による書物流通は一層の広がりをみせ、多種多様な知識が創作・出版の場にも流れ込んでいった。
作者が作品を構築する際に、如何にその典拠を選びとり、構想したのか。
古語や古い文体に対する豊富な知見を、どのように作品と言う形に結実させていったのか。
挿絵と文との連環関係は如何に発展的に展開されたのか。
山東京伝、石川雅望の作品を軸に、作品の背後にある知的空間、そして、それらを縦横無尽に駆使していった作者たちの営みを、作品そのもの、そして、関連する資料から炙りだす。
従来の典拠研究、様式研究とは一線を画す、新たな文学研究の方法を示す画期的な一書。

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