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ヘイトスピーチは単なる暴言や憎しみの表現ではなく、本質的に差別である。社会からこれを無くすための、三つの取り組みを紹介する。一つは、川崎・桜本で明るく生きるオモニたちの暮らしと、この街を襲ったヘイトスピーチの落差を捉えた映画制作。二つ目は、なおも残る法と条例の限界を超えて進む法律家の人権意識。三つ目は、若者に向けられた民族差別についての朝鮮奨学会の実態調査。根強く続くヘイトと差別に対する、異なる視点・立場からの接近は多くのことを教えてくれる。
第Ⅰ講 絶望から希望を見出す ──川崎桜本をめぐる ふたつの物語(金 聖雄 映画監督)
第Ⅱ講 ヘイトスピーチ・ヘイトクライム根絶に向けて(師岡康子 弁護士、外国人人権法連絡会)
第Ⅲ講 差別実態調査から見るヘイト (權 清志 朝鮮奨学会代表理事)
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