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3本立て、入替無し、飲食持込み自由、そんな映画館を愛した著者が綴った昭和のシネマパラダイス!文庫オリジナル・アンソロジー。解説 荒島 晃宏3本立て、入替無し、持込み自由昭和のシネマ・パラダイス!オリジナル・アンソロジー街のあちこちに映画館と酒場があったあの頃。3本立て、終日入替無し、もちろん全席自由、持込み飲食OK!たまに意外な小動物も出没……。コミさんの愛称で知られた著者が、今日もバスに乗り、弁当を買って、映画館の暗がりに潜り込む。終われば酒場へゴー!映画と酒への思いがあふれるエッセイを選んだ、ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。解説・荒島晃宏【目次】Ⅰ 昭和三十年代末頃…契ろうてや、ちぎろうてや!下着のつけ方にこまかな心づかい流行すると困る〝異色ドキュメント〟Ⅱ 昼間は映画夜は酒…昼間は映画夜は酒ほかになにかすることがあるの二条朱実よ、ふつうのをやろう川崎映画街映画館の水飲所映画を見るについての悩み掛け持ちの映写技士アメリカに渡って観た映画あまく、かなしいハードボイルド四百円映画館のコップ弁当食い食いバスか映画かシマらないシネマたったひとりの主役田中小実昌賞 映画館部門 武蔵野推理劇場殿半ズボンも苦労するⅢ ガード下の映画館…目がさめると、明日になるガード下の映画館今日は、どちらのポルノを?冬の陽あかるくボロは駄目に決定呉の「とうせんば」チンボツがえり菖蒲園はどこだトノさん、がんばれ映画は渋谷で朝陽のさす電車アテネでバスにのってハワイの名なし映画館鶴橋の縄と鞭恋は盲耳テニス・シューズの水兵さん近ごろの侍は、もう……口はパクパククマさんの店刑事の身内は出るなせんちめんたるオジン骨こそイノチ自由を我等にひかり座まで百メートル辰味丼五五〇円松竹直営天ぷらソバ夏の日のダブリン女私立探偵の性生活Ⅳ 昭和末年前後…池袋の映画館上野の映画館浅草の劇場浅草六区の映画館さよなら新宿ロマン自由が丘・大井・蒲田横浜の映画館渋谷の映画館祖父田中小実昌のこと――――田中開解説―――――――――――荒島晃宏
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