ひるは映画館、よるは酒

ちくま文庫

ひるは映画館、よるは酒

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出版社
筑摩書房
著者名
田中小実昌
価格
990円(本体900円+税)
発行年月
2023年2月
判型
文庫
ISBN
9784480438621

3本立て、入替無し、飲食持込み自由、そんな映画館を愛した著者が綴った昭和のシネマパラダイス!文庫オリジナル・アンソロジー。解説 荒島 晃宏

3本立て、入替無し、持込み自由
昭和のシネマ・パラダイス!
オリジナル・アンソロジー

街のあちこちに映画館と酒場があったあの頃。3本立て、終日入替無し、もちろん全席自由、持込み飲食OK!たまに意外な小動物も出没……。コミさんの愛称で知られた著者が、今日もバスに乗り、弁当を買って、映画館の暗がりに潜り込む。終われば酒場へゴー!映画と酒への思いがあふれるエッセイを選んだ、ちくま文庫オリジナル・アンソロジー。
解説・荒島晃宏


【目次】

Ⅰ 昭和三十年代末頃…
契ろうてや、ちぎろうてや!
下着のつけ方にこまかな心づかい
流行すると困る〝異色ドキュメント〟

Ⅱ 昼間は映画夜は酒…
昼間は映画夜は酒ほかになにかすることがあるの
二条朱実よ、ふつうのをやろう
川崎映画街
映画館の水飲所
映画を見るについての悩み
掛け持ちの映写技士
アメリカに渡って観た映画
あまく、かなしいハードボイルド
四百円映画館のコップ
弁当食い食い
バスか映画か
シマらないシネマ
たったひとりの主役
田中小実昌賞 映画館部門 武蔵野推理劇場殿
半ズボンも苦労する

Ⅲ ガード下の映画館…
目がさめると、明日になる
ガード下の映画館
今日は、どちらのポルノを?
冬の陽あかるく
ボロは駄目に決定
呉の「とうせんば」
チンボツがえり
菖蒲園はどこだ
トノさん、がんばれ
映画は渋谷で
朝陽のさす電車
アテネでバスにのって
ハワイの名なし映画館
鶴橋の縄と鞭
恋は盲耳
テニス・シューズの水兵さん
近ごろの侍は、もう……
口はパクパク
クマさんの店
刑事の身内は出るな
せんちめんたるオジン
骨こそイノチ
自由を我等に
ひかり座まで百メートル
辰味丼五五〇円
松竹直営天ぷらソバ
夏の日のダブリン
女私立探偵の性生活

Ⅳ 昭和末年前後…
池袋の映画館
上野の映画館
浅草の劇場
浅草六区の映画館
さよなら新宿ロマン
自由が丘・大井・蒲田
横浜の映画館
渋谷の映画館
祖父田中小実昌のこと――――田中開
解説―――――――――――荒島晃宏

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