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カケスの子どもたちは秋に拾った大切なドングリを小さな袋に入れ、住人たちに見せて回ります。「見たい見たい!」と中身を知りたがってくれると、「ひみつー!」と言って中身を教えてくれません。でも、「別に見たくない」と言われるとガクッと肩を落とすカケスの子どもたち。秘密は知りたがってくれる人がいると、より貴重なものに感じますよね。
そんな、秘密を宝物のように大事に扱う様子を見て、管理人のモグラのもぐは、くすのきだんちの春の「ひ・み・つ」をそっと教えてくれます。
表紙には、くすのきだんちの「ひ・み・つ」のチョウのサナギが描かれており、裏表紙には、春になって羽化したチョウたちがくすのきだんちから飛び立っていく様子が描かれています。表紙と裏表紙で季節の移り変わりが感じられます!
くすのきだんちに春がやってくる、シリーズ第12弾のお話です。
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