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楠木建氏が、経営書から教養書まで、縦横無尽に語り尽くす
「知的体幹を鍛える本の読み方」とは
『原書を読むよりも面白い』と評される、楠木建氏の書評をすべて網羅した「珠玉の書籍解説集」。
1冊の本から何を読み取るか、著者の研究マインドに裏付けられた読書術を、あますことなく体験できる読書論の決定版。
博覧強記の著者が、経営書から教養書まで幅広いテーマについて語っており、独自の視点から名著を読み解き、解説。
著者曰く「読書は、アスリートにとっての基礎練習。本さえあれば、1年365日、呼吸をするように思考を鍛えられる」。
僕が何よりも好きなのは「考える」という行為なのだ。何かを知りたくて本を読んでいるわけでは必ずしもない。読書が無類に好きなのも、それが考えるための日常的手段としてもっとも効率的で効果的だからだ。読めば考えることがある。それを文章にして人様に読んでもらう。書評書きは僕にとってこれ以上ないほど嬉しくありがたい仕事だ。書評の仕事はその基底で僕の本業と密接な関係にある。その本が経営や競争戦略と一見無関係なものであっても、「考える」という行為としては本業と共通している。(「はじめに」より)
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