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「人はバッグひとつの荷物だけでどこでも生きていけるのだと、18歳の春に知った。」
紀行作家でバックパッカーのシェルパ斉藤はなぜ故郷を離れて旅に出るようになったのか。山村での少年時代、倒産と転校、一家離散、新宿二丁目での新聞奨学生、未知への挑戦など、挫折や苦悩しながらも前向きに歩き続け、人気の紀行作家になるまでの歩みを赤裸々につづった著者初の青春記。
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