地中から出土する文字史料が語る古代社会
全国の発掘調査により出土した多様な墨書土器・文字瓦を読み解き、東アジア漢字文化圏での事例など、多彩な論点から古代社会を再現した最新研究
【内容説明】
【1】墨書土器・文字瓦の最新成果をまとめた学術書
奈良・平安時代の土師器・須恵器に、文字・記号・人面・絵画などが残された墨書土器と文字瓦を多角的に読み解き、古代社会の実態を解明した最新の学術書。
【2】多彩な分野の研究者30名が書下ろし論考を寄稿
文献史学、考古学、日本語学の研究者30名が、最新研究成果をふまえた書下ろし論考を収録。日本国内だけでなく、中国・朝鮮半島・ベトナム等、漢字を使用した東アジア文化圏での事例などを取り上げ、東アジア諸国の文字文化の特質をも読み解く。
【3】全国各地から出土する墨書土器の特質
宮都・地方官衙・寺院・集落など、全国のあらゆる遺跡からみつかる墨書土器。遺構ごとにどのような特徴があるのか、その特質に迫る。
【4】多種多様な墨書土器の特質
人面墨書土器、仮名書き土器、刻書紡輪など、特徴的な墨書土器を取り上げ、専門家が解説。さらに、墨書土器とは何か、データベースを使った研究事例、墨書土器から読み解く日本語、木簡との関係、墨書土器と情報伝達なども取り上げる。
【5】墨書土器の入門書として
墨書土器の多彩な世界を紹介したカラー口絵(8頁)、主要な遺跡の紹介、土器・墨についての基礎知識を得られる墨書土器ガイドも附載。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。