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ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(1962年ロッテルダム生まれ、ベルリン在住)は、2017年ヴェネチア・ビエンナーレのオランダ館代表を務めるなど、オランダの現代美術を代表するアーティストの一人として、20年以上に渡り映像作品や映像インスタレーションを発表してきました。
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東京都現代美術館で開催される国内初の個展「柔らかな舞台」では、彼女の代表的な映像作品から新作まで6点を展示。本展を機に国内で制作した新作は、主に1920年代から1940年代にかけて活躍した女性の文筆家たちが、女性の社会的地位や性愛、戦争といった問題に切り込んだテキストを取りあげ、それらが今日の社会のどのような側面を映し出すかを探っています。
展覧会図録となる本書では、映像のスチルカットのほか、インスタレーションビューを織り交ぜながら、多角的にファン・オルデンボルフの作品について読み深めることができるテキストを多数収録。映像スチルとテキストが交互に現れる若林亜希子のデザインによって、示唆に富んだ彼女の作品世界を掘り下げます。全てのテキストは日英のバイリンガルとなっています。
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