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思い出よ、という感情のふくらみを大切に夜の坂道のぼる
日々の労働と都市で生きる者の日常。他人からすればどうでもよいかもしれない、ただ、見過ごせないことやもの。
静かな内省を基底におきながら、希望と祈りが自然とわきあがる。
現代歌人協会賞を受賞した第一歌集、待望の新装版!
【収録歌より】
たんぽぽの河原を胸にうつしとりしずかなる夜の自室をひらく
口内炎は夜はなひらきはつあきの鏡のなかのくちびるめくる
少しひらきてポテトチップを食べている手の甲にやがて塩は乗りたり
湯船ふかくに身をしずめおりこのからだハバロフスクにゆくこともなし
わが胸に残りていたる幼稚園ながれいでたりろうそくの香に
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