近代日本の仏教と福祉

近代日本の仏教と福祉

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出版社
法蔵館
著者名
井川裕覚
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2023年1月
判型
A5
ISBN
9784831855787

「社会」や「大衆」が次第に見いだされていく時代状況のなか、仏教は独自の倫理観に基づく社会福祉事業を通して、いかに「公共空間」の形成にコミットしたのか。

国家への「迎合」や「国家主義的」な歴史として捉えられてきた従来の仏教社会福祉史を、「公共宗教」の視点から批判的に捉え返すとともに、「社会参加」「社会貢献」という文脈からは決して読み解くことのできない仏教社会福祉活動の意義を改めて追究。

社会福祉史・近代仏教史・宗教社会学の領域をリンクさせ、新視点を提示する!

【目次】
序 章 近代日本の福祉をめぐる公共空間と仏教

〈第Ⅰ部 子どもをめぐる社会福祉活動と宗教〉
第一章 瓜生イワの慈善事業と「福祉思想」―「人間性の尊重」と仏教倫理―
第二章 明治期における仏教倫理の展開と仏教社会福祉活動―福田会育児院の養護実践と女性の関与―
第三章 明治期のキリスト教的社会福祉活動の公共的機能―石井十次の岡山孤児院、留岡幸助の監獄改良と家庭学校―

〈第Ⅱ部 セツルメントの発展と浄土宗社会派による仏教社会福祉活動〉
第四章 渡辺海旭による仏教社会事業の公共的機能―ドイツ型セツルメントと共済思想―
第五章 長谷川良信のセツルメントにおける教育的側面と社会倫理―大正期における「感恩愛人」の思想と実践―

結 章 近代日本における仏教と福祉

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