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彼はなぜネオコンに接近し、そして決別したのか――有名社会学者の知られざる肖像を描く
近代とは何か、近代化と発展のための実現可能な戦略はどのようなものであるのかを問い続けた社会学者による、深まりゆくアメリカの分裂の進展を押しとどめるための果てしなく困難な挑戦を描きだす。
バーガーはこの半世紀ほどの間にアメリカ社会の現実に対峙した最も重要な社会学者の一人なのである。実際にこのことを象徴するように、その後半生において、彼はアメリカの現在と未来をめぐる激しい論争の渦中に身を置き続けた。これは、特にわが国においてはあまり知られていない事実であろう。[…]最初に次のような二つの大きな問いを立てておきたい。すなわち第一に、なぜ『(現実の社会的)構成』出版以降のバーガーにおいて、抽象的な理論研究という営為からのある種の方向転換が生じることになったのか、そして第二に、1970年代以降のバーガーの知的な活動はいかなるものであったのかという問いである。これらが本書全体の議論を嚮導する問いである。(「序章」より)
●著者
池田直樹(イケダ ナオキ)
1989年京都府生まれ。
神戸大学国際文化学研究推進インスティテュート協力研究員。
大阪工業大学工学部総合人間学系教室非常勤講師。
佛教大学非常勤講師。
博士(学術)(2021年3月 神戸大学)
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