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東北を中心に活動した建築家・本間利雄の生涯を、約10年にわたり聞き書きし、本間利雄建築設計事務所内で編纂した1冊。
本間利雄は、生まれ故郷の小国の山々や自然の中から感性が芽ばえ、建築家を知りそしてめざして歩みを始め、鈴木弼美先生と基督教独立学園からその精神性を育まれながら修業し、建築家として独立し多くの先達からの薫陶を受け、さらに風土と環境から景観を考えながら数多くの建築を実践していきました。特に東北の縄文文化に根差す情熱的な想いは建築家の域を超え、その活動は多くの方々からの厚い親交をいただきました。
本間が建築家人生で大切に考えてきたことは、この地域の大地を愛すること、地域の人々とともに生きるよろこび、明日への希望を次代へつなぐ環境や景観づくりに役に立てること、そしてその大地から湧き上がるような力強い建築を形づくること。(あとがきより抜粋)
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