数学の影絵

ちくま学芸文庫

数学の影絵

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出版社
筑摩書房
著者名
吉田洋一
価格
1,100円(本体1,000円+税)
発行年月
2023年1月
判型
文庫
ISBN
9784480511621

数学の抽象概念は日常の中にこそ表裏する。数学の影を澄んだ眼差しで観照し、その裡にある無限の広がりを軽妙に綴った珠玉のエッセイ。

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本書所収のエッセイ「林檎の味」では感覚の本質、「数学とは何か」では公理主義と抽象化、「四色の地図」は集合論、数学基礎論、位置解析学と展開して四色問題に及ぶ。日常の何気ない生活のなかにこそ数学の抽象的な概念は生起し、そこに数学の影を認めることができると著者は説く。無限に伸展する数学の影を発見し、その探究の喜びを縦横無尽に綴った数学エッセイ。第1回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。解説 高瀬正仁
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