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NHK「ブラタモリ」の放送を契機として、地質や地形が幅広い層に注目されています。本書は「都道府県の『トリセツ』」でも紹介した日本各地の地学のテーマを、より有機的につなげて「日本列島の誕生と今見えている地形の魅力」が時系列に理解できる一冊です。冒頭では簡潔に地球誕生のヒストリーを紹介。次に、日本列島誕生を理解するうえで必要なプレートテクトニクス(プレート理論。地球の表面上に何層かに重なるプレートが地球上のさまざまな地学現象を説明するという考え方)を図表等を用いながら分かりやすく解説しつつ、大陸から離れて島弧(日本列島)をなすまでを紹介。終章では、日本各地に分布する必見ジオサイトを地図や写真を添え、その成因などに迫ります。
【巻頭グラビア】 「一度は訪れてみたい地質・地形スポット 絶景、生きている日本列島」
日本列島誕生前から現在の列島を形成する成り立ちを知ることができる地形の見どころのなかから、とくにおすすめのスポットをセレクト。各地の地形の「絶景写真」を入口に「地学への関心」を高めたい。
序章「地球の誕生と生命の萌芽」
第1章「超大陸や日本列島を生んだプレート運動」
第2章「日本海拡大と列島形成」
第3章「日本の名所・絶景の地学」
日本国内の絶景スポットや地学的に見て重要なスポットの成因や特徴を、すべて地図を添えて解説します。
収録図:日本列島3D鳥瞰図/日本列島地質図
【監修者】高橋 典嗣(たかはし のりつぐ)
東京都生まれ。武蔵野大学教育学部・大学院教育学研究科特任教授。明星大学、神奈川工科大学、電気通信大学非常勤講師。千葉大学大学院博士後期課程で公共研究を専攻。太陽コロナ、地球接近小惑星、スペースデブリなど、地球を取り巻く宇宙環境と理科教育の研究に取り組んでいる。日本スペースガード協会元理事長。日本学術会議天文学国際共同観測専門委員、日本学術観測団団長(ザンビア皆既日食)、学校科目「地学」関連学会協議会議長、天文教育普及研究会副会長、いわき天体観測所理事などを歴任。著書に『地球進化46億年』(ワニブックス)、『138億年の宇宙絶景図鑑』(KKベストセラーズ)、『巨大隕石から地球を守れ』(少年写真新聞社)、共著に『子どもの地球探検隊』(千葉日報社)、『大隕石衝突の現実』(ニュートンプレス)、監修に『なぜ飛行機は空を飛べるの? 説明できない? カガクの不思議』(マイクロマガジン社)など多数。
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