取り寄せ不可
歴史のなかの「真実」など、どれもこれもいかがわしいのだ、と。近世の歴史と文学、さらに人の生の総体に、何よりもイマジネイションという武器をもって挑戦した近時、著者の力業を示す、待望された集成。
〈目次〉
1
事実と虚構──幻影史観序説
複眼の視座──危機的時間における過去の降霊
日本近世における終末観
幕末 死の季節の涯
西の文化と東の文化──日本列島の複合性
水戸学研究をめぐって
風土とエドナイゼーション──閉ざされた星の中で
2
敗れ皇子譚──小椋実秀と小椋実起
立川文庫への道──水戸黄門譚
幻視者の終焉──山鹿素行
戯作者の秘めたる毒──石川雅望
流浪の背景──菅江真澄
演出としての自己処罰──吉田松陰
蕩児と志士の間──日柳燕石
あとがき
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