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ジョイス、ホイットマン、バトラーら英米文学から中南米文学、伊文学まで〈世界文学の仲介者〉として多言語の文芸を翻訳したコスモポリタン作家ヴァレリー・ラルボー──聖ヒエロニュムスの論考を筆頭に、500余名の文人をめぐり翻訳の理念、原理、技法がエッセイで説き明かされる翻訳論の白眉。本邦初訳。
本文より
大事なのは、私たちがこれらの言葉を計量する天秤だ。というのも、翻訳の全作業は言葉の計量だからだ。
片方の皿に原著者の単語を一つひとつ置き、もう一方の皿には、この原著者を翻訳する言語に属する不特定の数の単語を代わる代わる試しに置いてみる。そして、二つの皿が釣り合う瞬間を待ち受けることになるだろう。
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