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草森紳一(1938〓2008年)は北海道出身で、慶応義塾大学の中国文学科卒業。ジャンルを問わない「もの書き」として活躍し、その死後も、驚くべきことに十冊以上の新刊書がコンスタントに刊行され続けた。現在までのところ、草森紳一の専著は六十四冊(増補版や復刊も含む)、対談本が一冊。本書は、愛敬浩一『草森紳一の問い』に続く、シリーズ第二弾である。ことさらに〝草森紳一「以後」〟としたのは、既に見た通り、草森紳一の死後に多くの著作が刊行された事実による。また、若き日の〝李賀に憑りつかれた草森紳一〟に対し、〝副島種臣へと身を寄せる草森紳一〟とでもいうべきテーマを取り出そうという野心もある。(惜しむらくは、草森の〈副島種臣論〉が雑誌連載のまま、未刊。)「李賀」が「魂」であり、「副島種臣」が「理念」というべきか。その〝意志的な「雑文」のスタイル〟が、天上の高みへとのぼりつめる姿を見よ。
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