ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ

ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
小鳥遊書房
著者名
髙田英和 , 大道千穂 , 井川ちとせ
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2022年12月
判型
A5
ISBN
9784867800058

"“Bright Young People”で、リベラリズムを、疑え!

個人主義と資本主義を推し進め、格差と二極化を進めた「モダニティ」(近代性)からの脱却に向けて、大衆化するイギリス文化をモダニズム論で分析せず、1920年代のはじめ、ロンドンに登場した「はしゃぐ若者たち=ブライト・ヤング・ピープル」を問い直し更新する。
==========
はじめに 「ブライト・ヤング・ピープル」の(不)可能性と
(反)リベラリズム(髙田英和)

第1部 ブライト・ヤング・ピープルの文化とモダニティ
第1章 洒落男ダンディーたちの戦間期
    ――ブライト・ヤング・ピープル、
王室とメディア、そしてモダニズム(大道千穂)

第2章 ディアギレフ的でリーヴィス的
    ――シットウェル三姉弟のモダニズム(井川ちとせ)

第3章 「ブライト・ヤング・ピープル」の黄昏と
戦間期以降の英国リベラリズムの文化(髙田英和)

インターメッツォ 
「英文学」と「モダニズム」
 ――オックスフォードと
「英国の、あるいは、英国による」リベラリズム(髙田英和)

第2部 保守的モダニティと拡張するリベラリズムの帝国

第4章 20世紀の世界において保守主義に籠ったリベラルな英国文化?
   ――A・P・ハーバートの「ヒウマーの特性」と
喜歌劇『タンティヴィ荘』(大谷伴子)

第5章 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』と
記憶/トラウマ論再考の可能性(大田信良)


第6章 “Artists, archaeologists, architects, etc. prefer Shell”
    ――1930年代の英国文化と国際石油資本シェル(菊池かおり)


おわりに 大衆化時代の英国若者文化を、
モダニティ論によって、再解釈したりする?(大田信良)


索引"

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top