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鋼製電車黎明期の昭和初期には、各車両メーカーにていわゆる「レディーメイド」の標準設計電車が製造されました。
なかでも川崎造船所による標準設計電車は、屋根の深い見るからに頑丈そうなスタイルが特徴で、現在でいう阪急電鉄や西武鉄道、東急電鉄などを中心に計62両が6事業者に供給されました。
また、ほぼ同一設計の車両が日本車輌および大阪鐵工所でも32両製造され、合わせて94両の「川造型」と呼ばれる電車が各地の私鉄のほか、一部は戦時買収により国鉄にも買い取られて活躍しました。
本書ではそのように全国各地に供給された川崎造船所の標準設計電車および類似設計車を含めて「川造型」という括りでとらえ、製造時の活躍や譲渡後の姿を紹介します。
下巻では川崎造船所製の阪急600形や日本車輌製の奈良電気鉄道デハボ1000形(後の近鉄モ430形)を中心に、主に西日本地区に投入された「川造型」の各形式を紹介します。
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