昭和史の核心

PHP新書

昭和史の核心

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出版社
PHP研究所
著者名
保阪正康
価格
1,100円(本体1,000円+税)
発行年月
2022年12月
判型
新書
ISBN
9784569853697

日本人の心情と生活の根底には、鎖国時代に培われた実利主義が延々と生きている。しかしその伝統的実利主義を放棄してしまった時代があった。勝つ見込みのない戦争に突入した、昭和前期である──。
戦争の悲劇が生まれた根本的な原因に迫るほか、令和の為政者が昭和史から学ぶべきこと、「報道されなかった東南海地震」「ローマ字社会になりかけた日本」などの昭和史秘史を紐解く。さらに、東京帝大時代に100メートル走の未公認世界記録を出した外交官藤井実、翼賛政治会を議会で批判した中野正剛など、語り継ぎたい日本人についても取り上げる。
(目次より)
●「抽象的理想」の蔓延が日本の危機 
●永井荷風の虚無 
●報道されなかった東南海地震 
●ローマ字社会になりかけた日本 
●スターリンの北海道出兵計画 
●台湾の指導者の日本観 
●昭和天皇の摂政時代
●「昭和8年」の警告 
●あさま山荘事件――戦前と戦後 交錯の瞬間 
●特攻に反対した部隊長 
●議会人の誇りを示した中野正剛 
●驚くべき世界記録を出した藤井実 
●自衛隊を出動させなかった赤城長官――60年安保 
●「半藤史観」継承へ

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