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「絶滅なんぞしてたまるか!」
夢にも思わぬ、定年間際の異動命令──これは偶然か、それとも必然か? 現場至上主義をつらぬく、人呼んで「絶滅危惧種記者」が30年ぶりに赴いた先は、記者駆け出しの地・群馬だった!
街角の光景や人情の機微──
ガイドブックには載らない、魂の「群馬本」!
筆が鈍ったと感じたら温泉王国でリモートワーク、幼少のころから追い続けた怪奇譚を求めて辺境の地へ赴き、海なし県なのに実は消費量の高い群馬ならではの上等のマグロに舌鼓を打つ。 横丁で人生を語らう人々、義理人情に厚く、反骨をつらぬいた「流れ者」の美学が息づく群馬の市井の人々の姿が、齢60を超えた記者の心をいまだつかんで離さない。
〝市井の人々の生活は、新聞記事を賑わす異常な出来事の連続ではない。
ちょっとしたことで笑い、悲しみ、泣き、怒るといった感情の連続である 〟(本文より)
鎌田慧氏による寄稿も掲載!
「街ダネ」にこだわり続けるベテラン記者が綴った、街角の光景や人情の機微に、クスリと笑って、ホロリと涙する。
?2020年~2022年に朝日新聞・群馬版に掲載された、小泉信一編集委員の記事を、魅力あふれる群馬のテーマごとに厳選して書籍化。駆け出し時代の記事&各テーマの雑観コラムも採録。鎌田慧氏による寄稿も掲載!
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