ためらいの看護

ためらいの看護

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出版社
ハザ
著者名
西川勝
価格
2,860円(本体2,600円+税)
発行年月
2022年12月
判型
四六判
ISBN
9784910751009

◎森村修さん書評(「図書新聞」2023.6.3)

《西川が看護師として特異なのは、看護・介護を生業としながら哲学に興味を持ち続けていたこと…西川は、九鬼の主著『偶然性の問題』(1935年)に導かれて、独自の九鬼哲学解釈を展開している》



「不自由な手で、ようやくスプーンを口元まで運んだ人が、好物のゼリーに目を丸めてぼくに喜びを伝える。ハラハラして見ていたぼくにも嬉しさがこみ上げる。相手の喜びを理解したからというのではない。ただ見ているだけ、というぼく自身の弱さから救われた喜びである。そのぼくを見て、相手の目がさらに輝く。……生きている限り心臓が弾み続けいのちを支えるかのように、ケアの弾性は人と人の間にいのちをもたらす」(本書より)



介護・看護の現場から生まれた臨床哲学の名著の増補版。巻末に九鬼周造『偶然性の問題』をテーマにした著者の修士論文を新たに収録。

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