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本書は16~18世紀という長期の視座を設け、そこからブリテンの複合国家を考察するものである。
その主題は:
第一に、本書は地域に視点を移して近世のブリテン諸島史を考察。
第二に、本書は、地域を出発点にしながらも、そこから複合国家のあり方を検討する。
第三に、本書は、地域の多様性を示すと同時に、複合国家ブリテンの統合過程で見られた特色を何点か提示する。
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近世ウェールズ史やスコットランド史を対象に「統合の中の独自性」「統合の中の重層性」を示す第一部。近世のアイルランド・イングラ ンド関係を通して「分裂のなかの紐帯模索」を提起する第二部。複合国家の紐帯がもつ多様な側面に光を当てた第三部。統合の「紐帯」は、16世紀から18世紀にかけて、どのように変遷し、王権や議会以外にも教育や軍隊、貿易活動などは、「紐帯」として、どのような役割を果たしたのであろうか。こうして、イギリスの構造を読者は深く知る事が可能となる。
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