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「アジア」において将来的に「共同体」成立の可能性はあるのか。中国の台頭および米中対立による域内関係の緊迫化にコロナ禍の追い打ちが加わり、今日の地域情勢は、楽観的な将来展望を躊躇させるに余りあるといっても過言ではない。しかし(あるいはそれゆえにこそ)、あえて、しかも秋田という「辺土」から、「共同体」実現の糸口になるやもしれぬ域内協力の拡大と深化の可能性について、多角的な視点から考察を試みる。
はじめに 熊谷嘉隆
第1章 縮小社会のサステイナビリティー秋田県五城目町を事例としてー 工藤尚悟
第2章 日本の外国人労働者政策と秋田、アジアの今後 秋葉丈志
第3章 日本の多文化共生政策と地方行政の役割ー外国籍居住者への調査に基づく考察ー 中川秀幸
第4章 ポスト成長時代における農村社会ーグリーン・ツーリズムの実践者から学ぶー 椙本歩美
第5章 異文化理解と開発援助ーエジプト日本科学技術大学プロジェクトでの運営指導を事例にー 寺野摩弓
第6章 日本における無形文化財と人口動態の変化 スザンネ・クリーン
第7章 徳川政権期日朝交渉の諸相ー「善隣友好」史観の限界をめぐってー 水野智仁
第8章 激化する米中対立の「アジア共同体」構想への影響 ウィリー・ラム
第9章 ポスト・コロナ世界における専制政治と民主主義ー米国、中国、インドの教訓ー シャレンドラ・シャーマ
第10章 クリーン・エネルギーを巡る国際協力ーユーラシア・グリーンベルトの可能性ー 稲垣文昭
第11章 ミャンマーの混迷ー限られた役割の中で国連は何ができるかー 河野 毅
第12章 SDGsとアジアの地域協力 森園浩一
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