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繰り返しよみがえるケインズの経済学
常に誤解されながら、経済が行き詰まり、時代が変化するときに復活するのが、
英経済学者ジョン・メイナード・ケインズ(1883~1946年)の経済学だ。
2020年に始まるコロナパンデミック以来、供給網の混乱、資源価格の高騰、ロシアによるウクライナ侵攻など、世界は激動の時代に突入した。
今こそ、20世紀の二つの世界大戦を経験し、インフレ、大量失業、国際通貨危機などの問題と格闘したケインズの知恵に学びたい。
目次より
はじめに~何度も生死を繰り返すケインズ
第1章 誤解の元になった『自由放任の終焉』
第2章 産業政策はケインズ政策の重要な柱
第3章 『一般理論』をどう読むか
第4章 「ケインズ以後」からみたケインズ
終章 ケインズから現代へ~一つの読書案内
【著者略歴】
根井雅弘(ねい まさひろ)
経済学者。京都大学大学院経済学研究科教授。1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は現代経済思想史。『ケインズを読み直す』(白水社)、『20世紀をつくった経済学』(ちくまプリマー新書)、『ものがたりで学ぶ経済学入門』(中央経済社)、『今こそ読みたいガルブレイス』(インターナショナル新書)、『精選 経済英文100 1日1文でエッセンスをつかむ』(白水社) など著書多数。
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