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◆第一句集
読まれざる詩歌はやがて囀に
選ばれた詩人だけが詩歌を作るのではなく、国民の誰もがたやすく詠む。わが国
の詩歌のありようを言祝ぐ句である。ごく一握りの詩歌を古典として残して、あと
はすべて読まれずに忘れられる。いや、そうではない、それらは耳を澄ませば囀り
として聞こえるのだ。
(序より・小川軽舟)
◆自選十句
畳まれしセーターの胸やすらかなり
ふへふへと翁の機嫌落鰻
おでん・グミ・マスク・コンビニ依存症
より広き水恋ふ水や流灯会
またもがく蠅にもどりてながれけり
秋刀魚定食表彰状のごとく受く
裕明に霧一句露二十余句
母の日の母にゆつくりわが名湧く
引潮は月への恋慕足穂の忌
読まれざる詩歌はやがて囀に
序:小川軽舟
装幀:金田遼平
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