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田原総一朗氏が歴代総理20人をズバッと採点!
歴代総理にズバッと切り込んできた田原氏。週刊朝日100周年記念企画として田中角栄氏以降、秘話を交えて振り返り、“独断”と“偏見”で歴代総理20人を採点した連載「宰相の『通信簿』」を大幅に加筆し、新たな書き下ろしを加えて書籍化しました。
本書の一部を要約紹介すると――。
封筒に入った100万円の札束――。「取っとけ」。1980年、ロッキード事件で失脚した田中角栄元首相へのインタビュー取材が終わると、本人が差し出してきた。秘書を通じて返金の意思を伝えるも、逆に「政界取材ができなくなるぞ!」とすごまれてしまう。ジャーナリストとしての自殺行為であり、まさに最大のピンチを迎えた田原総一朗。数日後、1本の電話によって急展開した……。
以来、半世紀近く、歴代首相に“忖度(そんたく)”なしの質問をぶつけてきました。田原氏とのやりとりをきっかけに、内閣崩壊につながったケースは1度や2度ではありません。
ホンネのところはどうなのか? 88歳を超えてもなお、年輪を重ねたからこそ、いまも要人たちと日々会って直接、話を聞く。信じることができるのは、自分の目と耳、そして本質に迫ろうとする信念だけだ。そんな気迫が文章から伝わってきます。
安倍晋三元首相の襲撃死、迷走する岸田文雄内閣……。ニッポンの政治が混迷を深めるなか、唯一無二の「宰相論」。次世代に向けた「ラスト・メッセージ」ともいえます。日本の最高権力者が何を考え、迷い、どこを目指したのか。稀代のジャーナリストが直接聞き出した歴代宰相の言葉が詰まった本書を、ぜひご一読ください。
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