敗走千里

敗走千里

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出版社
ハート出版
著者名
陳登元 , 別院一郎
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2022年12月
判型
B40
ISBN
9784802401487

《支那事変》 ある中国青年の戦争体験

GHQによって廃棄、隠蔽された幻の“問題作”

100万部を超えるベストセラーとなった、「知られざる」戦争ドキュメントの名著が、現代に甦る!



中国兵士が自ら語った、中国軍の腐敗と略奪の記録



“南京大虐殺”のカギを握る「便衣兵」とは何なのか。

南京市街にあったという「死体の山」は誰が築いたのか。

日本兵は、一般市民に対して、本当に残虐なことをしたのか。



──こうした疑問に対する答えは、すべて本書の中にある!



僕はこの二度と得がたい戦争を記録しておく決心をしました。幸い、僕の耳にはまだ、

砲弾にやられた断末魔の人間の叫喚が残っています。腥い血の匂いが鼻に残っています。

バラバラになった人間の腕や、脚や、首や、胴や、そんなものが眼に残っています。

僕は書きました。僕の経験し、見聞せる範囲内においてのほとんど残らずを書きました。
戦争とはこんなものです。僕は神の如き冷静さをもって、純然たる第三者の立場から、すべてを客観し、描写しました。
 
(著者・陳 登元の手紙より)


GHQに没収・隠蔽され本とは

戦後、日本を占領したGHQ(連合国軍総司令部)は昭和21年、戦前・戦中に出版された7,700点を超える刊行物を「宣伝用刊行物」に指定。

これらを、個人宅と図書館を除くあらゆる場所から秘密裏に没収し、紙パルプに再利用するためとして、事実上の廃棄処分にした。

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