茶の湯裏千家一陽来復

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出版社
NHK出版
著者名
千宗室
価格
1,210円(本体1,100円+税)
発行年月
2022年11月
判型
A4変
ISBN
9784142288410

開炉から口切、歳末から迎春まで。季節が巡り、新しい年を茶の湯で寿ぐ

「一陽来復」は、冬至のこと。陰が極まり陽に転じることを意味し、そこから、悪いことが去って良いことが戻ってくる、あるいは、新しい年が来ることに通じる。晩秋から冬にかけて、茶の湯は、様々なものが「新たになる」季節。11月は茶人の正月として、茶室に炉を開き、新しい茶壺の封を切る。歳末の賑わいを経て、新年の祝いへと続く。折々の茶の湯ならではの歳事やそれにまつわる茶道具などを紹介しつつ、点前や作法を習い、冬を味わう茶事も体験する。また、各回に、「茶の湯を支える業(わざ)」として茶の湯に関わる職人を訪ね、日本文化を支える伝統の技に触れる。

第1回 時の流れを味わう お家元巻頭言、今日庵の大改修について(執筆・裏千家茶道資料館副館長、今日庵文庫長伊住禮次郎さん) 開炉の準備、口切
第2回 基本の所作から始める 割り稽古・客の作法など 茶の湯を支える業:表具師・奥村吉兵衛さん
第3回 薄茶  基本の点前、床を学ぶ、絞り茶巾と筒茶碗の扱い 茶の湯を支える業:飛来一閑さん(一閑張細工師)
第4回 炭手前  基本の手前、季節を感じる釜のしつらえ 茶の湯を支える業:岩木秀樹さん(指物師)
第5回 濃茶  基本の点前、銘のある茶道具 茶の湯を支える業:土田半四郎さん(袋師)
第6回 茶の湯で広がる世界 フィンランドとアメリカで茶の湯を楽しむ人にインタビュー
第7回 冬を楽しむ 夜咄の茶事 老舗料理旅館で、本格的な茶事を体験する
第8回 新年をお茶で寿ぐ 茶家の年末年始 畳や障子、庭の正月準備、新春のお道具、新年のお菓子

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