近年の目覚ましいテクノロジーの発展により、原子レベルの厚さと高い結晶性をあわせ持つ「理想的な」2次元超伝導体が、 さまざまな物質系で発見されている。そもそも2次元系で超伝導は起こるのだろうか? また起こるとしたら一般的なバルクの 超伝導体と比較してどのような特徴があるだろうか? 本書では、超伝導の基礎知識から出発して、2次元系における超伝導ゆらぎと相転移、さらには表面界面や原子層を舞台にした最先端の研究に至るまでを解説する。
本書は、量子力学と固体物理の基礎を履修した大学専門課程から大学院の学生に加え、超伝導にはこれまであまりなじみのなかった研究者も興味をもって読み進むことのできる内容になっている。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。