「見えるもの」と「見えないもの」は、芸術における根源的なテーマですが、優れた写真にもまた、被写体に潜む何かをとらえる力があります。雄大なランドスケープ、身近な街の風景、何気ない日常生活をとらえた写真が、単なる視覚表現をこえ、その場所の歴史や社会的背景、記憶の痕跡を鑑賞者に想起させるのです。
本作品集では、こうした写真の力に着目し、「潜在景色」というタイトルに表しました。作家それぞれが独自の視点でとらえた景色を、多様な手法で表現します。見過ごされているものや、場所が内包するものへと眼差しが向けられることで、見慣れた自然や街、日常の風景の中に潜在的な景色が現れてくることでしょう。
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